もしも仕事を辞めた無職が世界一周してみたら

無職になった若者が世界中を旅して成長していく過程を見れるだろうブログ。

ヤモリシャワー

パーイは本当に自然が豊かである。

夜空を見上げれば星達が瞬いている。

 

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夜の道は明かりが少ない

 

素晴らしい場所であることは間違いないのだが

物事は表裏一体である。

 

自然が豊かということは虫や爬虫類も多い。

私は都会っ子のため、虫などの生き物が得意な方ではない。

 

とはいっても小さい頃は人並みに自然と触れ合ってきた。

地面にある蝉の穴をほじくり返して蝉と戯れたり、

田んぼのおたまじゃくしをコロッケにしたり、

引っ越す友達にアリの巣をプレゼントしたりしていた。

 

しかし、大人になるにつれ苦手になっていった。

そんな自分にとってパーイは天敵が多い。

 

宿に到着して寝る前にシャワー浴びようと

シャワー室に向かうと何匹ものヤモリが壁を張っている。

 

 

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屋外シャワー室

おお、これは渋いなぁ!

ちなみにタイはヤモリ大国ってくらいにヤモリが多い。

苦手な人は注意しよう。

 

私はヤモリに対しては全くといっていいほどビビらない。

小さい頃、生き物好きな母親から厳しい訓練を受けていた。

彼女は道で捕まえたトカゲみたいな爬虫類を私の体につけて喜んでいた。

見る人が見たら虐待だが、そのおかげで爬虫類には免疫がついた。

苦しい修行が身を結んだ良い例である。

 

床を見るとゴキさんがいた。

ちなみに私の母はゴキブリのことをひろしさんと名付け、

自宅に出現しても殺害することを禁じていた。

動物愛護は素晴らしいのだが、

全国のひろしさんに是非謝ってほしい。

 

そんな生活のおかげか、ゴキブリにも少しビビリはしたが

なんとか冷静でいてた。

 

しかし、なんと隅の方にムカデまでいるではないか。

ムカデ。奴はどう転んでも好きにれない。

あのフォルム、色使い、そして動き方。

私は驚愕した。

でも、シャワーは浴びたい。

20分以上の格闘の末、ひろしさんとムカデを追い出すことに成功した。

 

シャワー室から出るとちょうど外国人が別のシャワー室に入るところであった。

そして間髪入れずに「シット!」と叫び声が聞こえる。

 

彼の戦いは始まったばかりだ。