もしも仕事を辞めた無職が世界一周してみたら

無職になった若者が世界中を旅して成長していく過程を見れるだろうブログ。

入国場所に戻れと言うけども・・・

出国管理の係員に止められてから私は困り果てていた。

彼が言っていることをまとめると

 ベトナムに入国した際、押されたスタンプと

その時にスタッフが書いた日付が違う。

だからもう一度入国した場所に戻って書き直てもらってこい。

さもなければ出国させないとのことである。

 

私には全く落ち度がない。

というかスタンプと書かれている日付を確認するが

同じである。

 

同じじゃん!というも

『これは11じゃない!17だ!』と言う始末である。

完全に難癖である。

これじゃあ埒があかない。

 

バスの運転手を呼んできて

交渉に参加してもらうと100ドルくれたら

通してやると賄賂の要求がきた。

 

『そっちのミスだろ!そんなの嫌だ』と言っても

『じゃあ出国は許可しない』の一点張りである。

 

なるほど、こうやって観光客から金を巻き上げる作戦なのかと

感心するが100ドルなんて大金払いたくない!というか手持ちにない。

 

だからといってもう一度ラオスベトナムの国境に戻るなんて

時間も金もエゲツなくかかるし、ここは賄賂を渡すしかないと諦めた。

 

持っているのは日本円にして3千円くらいだ。

ケチな私は2千円しか持っていないとバスの運転手に少し嘘をついた。

運転手は100ドルも持ってないのかと呆れていた。

 

係員に2千円の賄賂を渡すと明らかに不服そうな顔を

していたが私の身なりを見て納得したのか結局出国が許された。

嬉しさと切なさを感じた瞬間である。

 

そんなこんなでカンボジアに入国した。

 

夜遅くにカンボジアのシュムリアップに到着。

シュムリアップはアンコールワットで有名な観光地である。

勝手に素朴な街をイメージしていたが

予想に反してネオンが輝く「欲望の街」という雰囲気である。

 

いざ、アンコールワットへ!

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欲望の街