カンボジア シュムリアップをお散歩
シュムリアップに到着した初日の晩御飯は
今まで食べたくても手が届かなかったカロリー高めの
食材を貪ることにした。
食事をとっている時は激しく幸福を感じる。
日本にいる時には感じることが出来なかった感情である。
宿も清潔感があり、素晴らしい場所であった。
若い白人女性たちが怪しいものを吸って宿に設置されてる
ブランコでひっくり返っていたのが印象的だった。
そんな素敵な夜を越えて次の日は朝はやくから行動を起こすことにした。
朝の日の光を浴びて私は呟いた「ジーザス」
暑いぜ。日の光が私の肌を焦がしていく。
お寺で精神を清めてから再び街を散策する。
夜はネオンが輝く派手な街だが昼間はのんびりとのどかな街である。
カンボジアにいる間は基本的に朝はチャーハン的なものを食べていた。
そんなこんな過ごしていたら夜になる。
街は活気付いてきて、怪しいネオンが灯だす。
私の煮えたぎる血も騒ぎだす。
ベトナムのホイアンほどではないが川沿いに広がる光は美しく幻想的であった。
裏路地に入るとまた雰囲気が変わってくる。
ゴミなどが無造作に捨てられて強烈な異臭を放つ。
「あぁ今異国にいるなぁ」と感じずにはいられない。
お土産物もたくさん売っていたので日本に持ち帰るものを
ここで仕入れることにした。
旅を始めたばかりの時は少し遠慮がちだった店員との熱い値切り合戦も
今では旅のエンターテイメントになりつつある。
値段交渉の際はお互い厳しい表情で戦うが
それが終わればノーサイドである。
二人とも笑顔で世間話なんかする。
『日本人のくせにケチね』と店員が言う。
『日本にもいろんな奴がいる』と言い返す。
そんなこんなで一日がまた過ぎる。