タンロン水上人形劇
私はこの日タンロン水上人形劇というベトナムの伝統芸能を見に行った。
例のごとく、ストーリーや予備知識なしで会場に向かう。
現地の言葉で話が繰り広げられるのではっきり言ってストーリーは最初から最後まで全編意味不明だが、それでも楽しめる劇だった。
ストーリー中盤の主人公がひたすら顔面を水に打ち付けるシーンは腹がよじれるほど笑った。
他の人があんまり笑ってなかったので恐らく私だけが面白かったのであろう。
意味がわからなすぎると笑けてしまうものである。
ストーリーを大まかに言えば
ある日、少年が産まれた。
なんか水辺で遊んでたら女の人見つけて、嬉し過ぎて水に顔面をめちゃくちゃ打ちつける。
そしたら龍が出てきてべらぼうに暴れ出した。
なんやかんやで少年は成長していく。
途中で鶴と亀が交尾をし出す謎の展開が起こる。
そして、
なんやかんやで話が終わる。
何度も言うが訳はわからない。
ただそれも度がすぎると面白くなる。
私はその日、観客の中で一番笑っていた自信がある。
笑い過ぎて隣のおばさんが
私を見て笑ってしまっていた程であった。
ハノイに行ったら是非観劇して頂きたい。
新しい世界を開けてくれるかもしれない。