インドの電車はオモシロイ!! チェンナイ二日目
我々は南インドのチェンナイという都市にいる。
チェンナイとは「南インドの玄関口」と言われている
インド有数の世界都市である。
インドは大きく分けて東西南北に分けられる。
我々がよく耳にする、詐欺師が多いなどの「ザ・インド」は北インドで
南インドの住人は非常に優しい人が多い印象である。
空港から少し歩き、電車に乗って宿の近くに移動するのだが
その電車が日本のものとは違いユニークである。
そう、ドアがついていないのだ。
乗ってみると分かるのだがドアのない電車に乗っていると
旅人感がかなり出る。
形から入るタイプで旅人になりたい人がいらしたら
この電車はお勧めである。
あぁ旅してるなぁ。と感慨にふけっていると駅員さんらしき女性が『チケットを見せて』と話しかけてきた。
チケットを見せると『ここはグリーン車だから』と次の駅で降ろされ
隣の車両に移動させたれた。
移動すると乗っている人の雰囲気が随分変わった。
普通の車両には地べたに座り込んでいる人や仙人のような人など
確かにお金は持ってなさそうな様子である。
日本では貧困である私でさえ、
ここでは少しハイソサエティに見える。
自由に行き来できる線路ではお決まりのスタンドバイミーごっこを
しっかりと行った。
電車を降り、街を歩いていると戦後復興期を思わせるような街並みである。
動物の排泄物がそこらへんに落ちてあり、瓦礫やゴミの山がいたるところに
散らばっている。
そして面白いのは牛が街中で歩いていることだ。
インドで牛は聖なるものとされているそうで食することは禁止されている。
街中でツノが生えて牛が普通にいるのは楽しいカルチャーショックである。
それにしても強烈な臭気である。
街全体がウンチの匂いだったり、おしっこの匂いだったり、ゴミの匂いだったりと
様々な香りを漂わせる。
虹のように多彩なバリエーションの香りは
一種のエンターテイメントを感じざるおえない。
もう本当に臭い。
やっと宿に着いた。
今夜はしっかりと寝れるといいな。