もしも仕事を辞めた無職が世界一周してみたら

無職になった若者が世界中を旅して成長していく過程を見れるだろうブログ。

悲劇と感激 〜日本人との出会い〜

ミャンマーといえばバガンという観光地があるらしい。

とても評判が良い場所と聞いていたので

ミャンマーに向かうと決めた時から訪れようと思っていた。

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バガン

 

そのためバガンのホテルも先に予約していた。

いつもの300〜400円という確約ホステルより若干高めのホテルを予約したので

とても楽しみであった。 

 

夜行バスのチケットを買うため

ツアー会社に向かう。

 

ツアー会社が集まるエリアに到着すると

如何にも怪しいおっちゃんに声をかけられ、

バガンなら俺が連れてってやるよ』と言われたが軽くあしらった。

もう同じ轍は踏まない。 

 

 一番料金が安そうなツアー会社に入り

バガン行きのバスに乗りたい』と伝える。

『悪いね兄ちゃん。一番早くても5日後だよ』

えっ!その頃には飛行機でミャンマーを離れないといけない。

 

付近のツアー会社全てに聞いても同じ答えである。

話によるとこの時期に大きな祭りがあるらしい。

間が悪い。私の人生は常に間が悪い。

もうバガンでホテルも取ってるし何とか行きたい。

 

あの怪しいおっちゃんに声をかけるしかない。

おっちゃんに近づいていくと嬉しそうに声をかけてくる。

『バス埋まってるだろ』

バガンに連れてって欲しい。いくらだい?』

おっちゃんは少し悩んでから

『付いて来い』と言う。

 

着いて行くとガラの悪そうな男たちが数人集まっている。

恐らくタクシーの運転手かなんかであろう。

 

そこからオークション方式で値段を交渉していく。

『500ドル』

『ダメだ。高い』

『俺は300で行ってやるよ』

『ダメダメ!高すぎる!50ドルにして』

『お兄ちゃんそんな値段じゃいけないよ』

 

激しい交渉をしていると

「日本人ですか?」と青年が声をかけてきた。

久しぶりに聞いた日本語である。

「そうです」と私は答える。

 

なんでも私が日本語で

「高いわ!アホンダラ!」と叫んでいたのを聞きつけ

心配になって声をかけてくれたらしい。

知らず知らずにヒートアップしていた自分が恥ずかしい。

 

彼も一緒に交渉してくれたが

やはりタクシーだとめちゃくちゃ高い値段になってしまうようだ。

 

もしかしたら電車なら空きがあるかもと

電車のチケット売り場でもチケットがないか取り合ってくれが

電車もいっぱいであった。

 

とりあえず一度落ち着いてご飯でも食べようということになった。

青年の名前はすぐるという。

彼がまた一癖も二癖もある面白い人間であった。

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すぐる

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名物の麺

 

続く!!

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