タイのテレビはオモシロイ?? inチェンマイ
昨今、日本のテレビ業界も窮屈になっている。
昔のように尖った企画をしようにもできない。
すぐに苦情がきて、BPO(放送倫理なんとかかんとか)
というところから怒られる。
そのせいもあってか尖ったコンテンツはユーチューブなり有料動画が主戦場になっている。
ところで話は変わるが、
チェンマイの街を散策していると友達ラーメンという怪しげなネーミングの店を見つけたので入ることにした。
異国の地で食べるラーメンにも興味があったし、その安易な名前にも惹かれた。
店に入ると昼からビールを飲んで楽しそうにしているご老人の団体がいた。
老後にこういった場所でバカンスを楽しむのもまた一興かなと思った。
お店の人に聞くと日本人のお客さんも結構くるらしい。
ラーメンの味も割と再現されており、日本で食べる程でないにしても久しぶりのラーメンは身に染みた。
店内のテレビがついており、
何気なく眺めていると何だか内容が如何わしいではないか。
イケメン二人が腰を振ってボックスからボールを取り出すという企画をやっている。
お昼にやる内容ではないが食い入るようにテレビを見た。
何をどう見たらいいんだ?と戸惑った。
そしてあまりにバカバカしくて思わず笑ってしまった。
ホールのおばさんも笑っている。
しかしふと我に帰り考えてみる。
イケメンが一生懸命息を切らして腰を振る姿はもしかすると
需要があるのかもしれない。
日本でもHGという芸人がそのような動きを繰り返すことで
一世風靡した。
これも男性的な色気に女性視聴者が食いついたんだ。
日本でも女性向けの如何わしい番組が増えてもいいはずだ。
それに福士蒼汰や菅田将暉あたりがお昼の番組でやったらかなりの視聴率を
稼げるかもしれない。
本当にしょうもない思いに駆られていた時間だった。
ラーメンを食べ終わり、店を出る。
イケメン達はまだ腰を振っている。
タイは今宵も平和である。