もしも仕事を辞めた無職が世界一周してみたら

無職になった若者が世界中を旅して成長していく過程を見れるだろうブログ。

インドの寝台列車は戦争

土地の大きいインドを移動するためには

寝台列車か夜行バスを使用しなければならない。

もちろんお金があれば飛行機で移動するのがベストであるがそんなのは旅人とは認めない!

断じて認めない!

しかし、次インドに来る頃には

飛行機でびゅんびゅん飛び回れるほどの

財力が欲しいものである。

 

とにもかくにも我々は寝台列車を多用していた。寝台列車と聞くと日本のカシオペアのようなものをイメージするかもしれないがそんな生易しいものではない。


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汚くて臭くて虫もいてキレるおっさんもいて

とにかく戦場なのである。

 

しっかりと指定席のチケットを買い、三人席の椅子に座っていると途中の駅でおっさんが乗ってきて俺も座りたいから詰めろと言ってきた。

なんでもこのおっさん指定席券を持っていないらしい。

私が無視していたら声を荒げてきた。

私の両隣に座っていたインド人もそのおっさんに言い返すとおっさんは発狂しだした。

「%@$#&*!^&!!!!」

こちら側も負けじと応戦するもおっさんの気迫に負け、ただでさえぎゅうぎゅうの三人席に四人座ることになった。

それでも怒りが収まらないおっさんはブツブツ文句を言っていたがこっちの台詞である。

 

他のエピソードといえば寝台列車のベットで寝ていると夜中に起きたことがあった。

足下に荷物があり、窮屈だったので荷物の上に足をドンと置いて寝ることにした。

足を置いた瞬間、何か呻き声が聞こえる。

それに荷物が生暖かい。上下もしている。

荷物を確認するとそれは荷物ではなく知らないおじさんだった。

 

私の人生でも上位に食い込むほどビックリしたのは言うまでもない。

 

足を乗っけてしまい申し訳ない気持ちになったがすぐ何勝手に俺のベッドに侵入してくれてんだと思いなおした。

 

そんなこんなでハチャメチャな寝台列車だが

面白いこともある。

外国人が相当珍しいのか

写真を撮ってくれとせがまれたり、子供を抱いてくれとお願いされたり、あげくの果てにはこっそり盗撮されたりとスゴかった。


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盗撮意外と気づくのでみんなも気を付けよう。